香木の一種で、比重が重く水に沈む事から「沈水香木」「沈香」と呼ばれています。古来よりインド、東南アジア、中国、日本を中心に薫香香料として珍重され、また中国では沈香を薬原料として上品として、鎮静、解毒等の作用があると言われています。
好きな香りを感じると、気分や感情が切り替わったり、
幸せな気持ちになったりするように、
目には見えないけれど香りがもたらす効果は大きいもの。
それもそのはず、五感の中で唯一、
感情・本能に関わる脳に直接伝達されるのが嗅覚なのです。
だからこそ、天年堂は天然素材にこだわり、
煙が高く立ち、素材が持つ力を引き出した
“本物の香り”をお届けすることに尽力しています。
香りとは、鼻で楽しむものでしょうか。
私たちは心で楽しむものだと考えます。
いい香りで、清々しい気分になる。集中力が高まる。
もてなしの気持ちを伝える。寛ぎの時間を演出する。
生活のあらゆるシーンに、香りのさまざまな効果を。
それが、私たち天年堂が思い描く豊かな暮らしです。
天年堂のお香は、品質で見極めた天然香料を調合し、
練り上げ、形を整え、乾燥させて仕上げていく。
創業以来400年の歴史の中で培ってきた素材と技術へのこだわりは、私たちの誇りでもあります。
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天然素材にこだわり、本物の香りを
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香りだけでなく煙も楽しめる線香を
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品質を支える、職人の知識と技術
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毎日のチェックで更なる品質向上を
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地元久留米での取り組みと社会貢献
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国内外に足を運び,”いい”と思った素材だけを使用。
ほとんどを天然素材にこだわっているので、
素材そのもののやさしい香りが空間を包み込みます。
素材について
品質はもちろん、産地にもこだわっています。
現地に見学に行き、厳しいチェック体制、成分の品質管理を行っています。
そんな素材の一例をご紹介いたします。
沈香
香木の一種で、比重が重く水に沈む事から「沈水香木」「沈香」と呼ばれています。古来よりインド、東南アジア、中国、日本を中心に薫香香料として珍重され、また中国では沈香を薬原料として上品として、鎮静、解毒等の作用があると言われています。
白檀
ビャクダン科の常緑樹でインド、インドネシア、オーストラリア等で生育します。甘味のある豊かなウッディ調の香りで、以前は香水、香粧品に使用されていました。薬としての効能や抗菌作用が高い事も知られています。
乳香
アフリカ東北部・アラビア沿岸部・ソマリアから産出する、ニュウコウジュ(カンラン科)の幹から浸出した樹脂。濃厚でありながら、気持ちをすっきりと浄化してくれる不思議な香りです。キリスト教の儀式における焚香料としても知られています。
杉粉
杉は日本に特有な針葉樹林で縄文時代より日本人の生活に深く関係してきたスギ科の樹木です。杉葉から採れる精油も有効ですが、仏事や霊魂のよる木として扱われてきた事に加え、身近に豊富あった原料であった為、お線香をより大量に生産出来る重要な原料として用いられてきました。八女一帯も良質な杉の産地であり、水車で丁寧に粉にされた杉粉が産出されています。
タブ粉
東南アジア、中国、台湾などに生育するクスノキ科の常緑樹です。日本では九州、四国など比較的温暖な地域に分布しています。神社やお寺の庭、公園などでも見られる親しみのある樹木です。枝葉に粘性があるので、乾燥させて粉にし、お線香や蚊取り線香の結着材(糊剤)として、また香りを損なわない為基材としても重用されてきました。
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合成香料や着色料の使用量も減らし、
お線香作りに取り組んでいます。
また、合成香料や着色料無添加のお香もございます。
ゆらりと煙が高く立ち上る様子も、天然だからこそ。
楽しんでいただけますと幸いです。
*お部屋の環境に応じて換気を行ってください。
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日々刻々と変化する気温や湿度に合わせて
微調整を行い安定した品質をキープ。
熟練の職人が常に”最適”を見極め、
ひとつひとつ丁寧に製作しています。
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原材料部門と加工部門で毎日チェック・打ち合わせを行い、
その日加工する分だけの原料を用意することで、
鮮度よく品質の高い商品を作り上げます。
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天年堂が大切にしているのが、
“地元に貢献する”こと。その取り組みのひとつとして、
地元の生産者や研究者との共同開発などを行い、
積極的に地元発信を行っています。